2011.12.05更新

41歳 女性

前述の諸病名、諸症状を訴えて来所した

顔全体に赤ら顔で、特に両頬は真赤に爛(ただ)れており、
すでに3年半の年月を経ているとの事でした。
左手の中指と薬指の指間部と手掌に皮膚の爛れが確認されました。
首肩凝りもあるとの事でした。
3回目の治療後から少しずつ赤味が引き出し、
10回目が終った頃には赤味もなくなり正常な皮膚も現れていました。
温熱治療により発汗作用が盛んになり多量の汗をかくのと比例して
改善していったように思います。
今迄風呂に入ってもかきにくかった汗も湯船に少しつかるだけでも
多量の汗が出るようになったとの事です。
汗をかくことによって皮膚の新陳代謝が活発になり、
正常な皮膚に戻っていったという事でしょう。
多種多用な皮膚疾患がありますが基本的な概念は一つで、
皮膚の新陳代謝を発汗作用で活発化させるという事に尽きるようです。
勿論の事、第1頚椎の調整、全指先の鍼による自律神経の調整は
言わずもがなであります。

投稿者: 神戸東洋医学センター

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