2016.04.08更新

63才   男性 

前述の諸症状、諸病名を訴えて来所した。
平成26年7月胃癌により全摘手術を受けたがその後食道癌に罹患した。
食道癌は抗癌剤治療で治癒したが嚥下困難症になってしまい、素麺すら飲み込めない症状が発症しておりました。

治療としては第7頚椎と第1胸椎の間にある大椎穴に施針をするとその日は直ぐ良くなったが長続きはせず、3回に亘って同穴に施針をするとそれ以後は嚥下困難症の症状は完全に暖解し今日に至っているとの事です。

PS, この患者さんは面白い針の響き方を呈しておりました。
  大椎穴に針をするとその響きは脊柱全域と体の前部正中線上
  即ち、任脉、督脉を一周した事になり、又、手足部、腹部と体全体に響いたとの事でした。
  非常に珍しい経験を致しました。

 

投稿者: 神戸東洋医学センター

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