2011.11.30更新

33歳 男性

前述の病名、症状等を訴えて来所。
首を後方へ少しでも伸展させると激痛が走り、両上肢に痺れ感が発症し、
そのような状態が3~4年前から続いているとの事でした。
当初右胸郭出口症候群のみであったが、
1年前より左胸郭出口症候群も発症するようになったとの事。
通常の上部頚椎thrustをするも何等変化はありませんでした。
依って、次に仰臥位に於けるModified Rotary Break Technique を
行ったのですが、全く変化無しでした。
そこで、胸鎖乳突筋下部辺りに腕神経叢を狙って施針し上肢に響かせると、
今までの諸症状はウソのように雲散霧消してしまいましたとの報告を受けました。

胸郭出口症候群
     第1肋骨及び鎖骨部付近での腕神経叢及び鎖骨下動脈の圧迫

投稿者: 神戸東洋医学センター

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