2011.12.05更新

20歳 男性

前述の横浜医療専門学校での出来事です。
小学生の頃より肘関節が曲がり難く90°位までしか屈曲していませんでした。
上腕も真直ぐ上に挙がらず両腕とも同様で、ロボットのような関節の可動でした。 これはむしろ先天的な解剖学的関節の異常ではないかと思いました。このような事も私には初めての経験でしたが、取り敢えず上部頸椎の矯正をしてみました。
先ず、右側のみを矯正すると右側の肘関節は一般的な正常範囲にまで屈曲し、上腕も耳に着き挙上不全も改善しました。その後、本人が左側も治して下さいと云われたので、同じように左側から上部頸椎をadjustmentすると、同時に右側同様に左もよくなりました。
コメント
一般的にadjustmentは側方変位(Laterality)を起こしている方をthrustすれば良いという事になっていますが、今回のケースではチャレンジとリチャレンジ両方のadjustmentが必要であったという事でした。
最近の私の考え方は余りこだわらず、固定化(fixation)している骨を、兎に角動かすという事に力点を置いています。

投稿者: 神戸東洋医学センター

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