2013.10.09更新

きつおんしょう
 吃 音 症  (どもり)       40才       男性
     
私の主催するカイロプラクティック学院での事です。
受講生の方で酷い吃音症に悩まされている方がおられました。
生来此の方40年間にも及ぶという事でした。
私も彼と話をする時はかなり神経を使い、耳をそばだたせなければ
聞き逃す事多々でした。
カイロプラクティック講座であったにも拘わらず、
何かのいきさつで顔面鍼の技術を披露する事になり、
彼に被験者になってもらい顔面鍼デモンストレーションを行いました。
鍼は15分間置鍼しました。
抜鍼後思いもかけない結果を得る事が出来ました。
それは彼の吃音症が90%程改善されていたのでした。
私を始めセミナー会場にいた諸受講生の方々も大変驚いておられました。
私自身も偶然の出来事にびっくりでした。
顔面の鍼によって吃音症に効果があった事をここに公表致したく思います。

コメント
 多くの患者さんに顔面鍼をしておりますがある事に気付きました。
それは、顔面の筋肉等が弛緩すると心の緊張がほぐれるという
事実に出会う事があります。即ち、心の状態が顔に影響を及ぼす
という事であります。
心が怒れば顔も怒った顔になるし、心が暗くなれば顔も暗くなります。
勿論の事心が笑えば顔も笑うという事であり、
心は顔と密接に繋がっており連携プレイをしているという事の外ありません。
吃音症が改善したのは、顔面筋が弛緩する事により
心のストレスが開放されたのではないかと推測する処であります。
顔面の鍼治療は一般に言う美容針とか美顔針という美容の範疇を越えて
全身に影響を及ぼしていると捉えるべきであり、
美容はそのほんの一部の効用であると思います。



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投稿者: 神戸東洋医学センター

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