2016.09.10更新

69才   男性

この記事は私事になりますが、
左足親指に爪水虫が出来て10年以上になります。
平成26年9月に玄米と塩程度の食事を3週間実行した時に左右両拇趾にあった爪水虫は消失してしまいました。
その後以前と同じような食生活をしていると、左拇趾のみに再発症してしまいました。右拇趾は再発していないので完治したと思います。
指荒れについては、10数年前より右手第4指(薬指)に肌荒れがあり、時には深い亀裂が2~3ヵ所に生じ血が滲み、爪は薄く凸凹に波打っておりました。
平成28年7月初旬より手足の指間部に7mm長の細い鍼を毎日施鍼していた処、爪水虫が殆ど治ってしまい、並行して他の足趾にあった水虫も消えてしまい難儀していた指の荒れも完全に治ってしまいました。
爪も綺麗に生え変わってきており時間の経過と共に良くなっていくと思います。
手足の痙攣については、5年程前左後頭部に酷い凝りが発症しそれと同時に耳鳴りが生じ、右手の握力も無くなり箸も持てない状態であった。四肢には痙攣がしょっちゅう起こっていました。
右手の握力は自然に回復し、正常になったが耳鳴りは少し小さくなったものの依然改善せず、痙攣もそのまま継続していましたが、
指間穴施鍼により痙攣と震えは殆ど無くなり、細かい字を書くのが楽になった。

コメント
指の間には指間穴といってツボがあります。
鍼灸医学的には五行穴の一つ栄穴といわれるものです。
この”穴 ”は自律神経の調整をしてくれるもので、指先にある井穴と併用して施術すると効果的であると思います。
12経絡全ての井穴、栄穴を施術する訳ですから12経絡全部の神経的な調整がなされる為、体の免疫力がupして爪水虫の原因である白癬菌が消滅したものと思われます。
薬剤で治したものでは無く免疫力という自己治癒力で治した事によるので、連鎖的に他の症状にまで波及効果があったようです。
私の場合毎日のように施鍼しましたが、毎日する必要はないと思います。
又、施鍼の変わりに温熱治療に変えても効果は同様と推測しております。

 

平成28年7月6日

爪水虫

 

平成28年8月14日

爪水虫

 

 平成28年8月29日

爪水虫

投稿者: 神戸東洋医学センター

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