2018.08.18更新

歯痛・首肩凝り

鼻炎・扁桃炎

 34才   女性

前述の諸症状等を訴えて来所した
歯痛は左下顎にある第2大臼歯にあり、2週間前より痛みが発症しており、歯科医は歯神経を抜く事を勧めてくれているとの事でした。
歯の状態は100%完璧であるにも拘らず、歯が痛むとはどういう事なのでしょうか。
歯は虫歯など全く無くても激痛が起こる場合があります。この時歯神経を抜いても、将又、歯そのものを抜歯しても全く痛みが消えない事もあります。
以前私の患者さんで、歯を3本抜いても痛みが全く解消しなかった事がありました。
この原因は幻肢痛から来ていると思われます。
大脳が作り出した痛みと云えばよいでしょうか。
大脳の中の歯を支配している領域に問題が起こった時に、歯に問題が無くても激痛が走るようです。
此の現象は歯のみに起こるのではなく、手、足、脊柱等々全身に起こります。
一例として、たとえ脊柱が真っ直ぐでも腰痛が起こったり、又、その反対にヘルニアがあるにも拘らず全く痛まなかったりする事があります。
痛みは脳で作られると理解すればこの問題は解決します。
鍼灸の古典では「巨刺の術」を用いれば良いと書かれており、現代風に説明すれば、シーソー現象という事になります。
神経のバランスを欠いた結果と考えても良いと思います。
この患者さんも基本的な鍼・カイロプラクティック治療に加えて、患部側の頬車穴に施鍼をして患部に響きを与えると直ぐに痛みは止まりました。
アレルギー性鼻炎は顔面鍼で殆どの人に有効で即効性があります。
扁桃炎は扁桃腺に向けて刺鍼すると即効があります。
手術等する前に一度鍼治療を試されると良いと思います、


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投稿者: 神戸東洋医学センター

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